翻訳コンニャク

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【ネタバレ】僕のヒーローアカデミア193話【和訳/意訳】

元ページ:

readms.net

 

*こちらのページの内容を和訳(意訳)しております。

*実際の紙面とは言葉遣いは異なります。

【訳】

P1:

デク:(鼻から下がなくて、何も喋れない。でも右手だけは動くぞ)

デク:(この場所から動くこともできない、脚もない)

デク:(オールマイトの奥にはもう2人いるけれど、遠すぎてハッキリ見えない)

デク:(回想)力が蓄えられ、次の人間に託される。次の人間もまた同じく、その繰り返し。助けを求める声と正義の心が織りなした、力の結晶

デク:(7人、僕を含めて8人。ワンフォーオールの継承者は僕が9番目、じゃあここに居ない1人は...?)

P2

オールフォーワン(以下AFO):酷いことを言うね。僕は妥協したくてここにいるんだよ。君が正義と呼ぶものの中には、これっぽっちも心を開くという気持ちは無いのかい?

デク:(この声...忘れもしない、オールフォーワンだ!兄弟...ということは、この人が....初代!)

初代:世界は混沌のなかにある。”異能”はお前の身勝手な欲望を満たすために利用されるべきではない。お前は他の誰でもなく、自分の事しか考えていない。

193話:追憶

P3

AFO:君に全く同じ言葉を返そう

デク:(彼らは僕の存在に全く気付いてない、これは過去の再現なのか、夢なのか、それとも...)

AFO:来なさい

AFO:こちらの男の顎は変形し続けている。ゆっくりと牙のようなものに置き換えられているのさ。彼は恥ずかしがり屋だが、年老いた両親の面倒を見る、優しい心の持ち主さ。そうであっても、彼は社会から虐げられた。怪物、あるいはまるで伝染病のように扱われ、両親から引き離された。

AFO:こちらの男は”異能”を有していない。彼はある晩仕事から家までの帰路で、異能を振りかざすギャングに突然襲われた。所有していたスタンガンを奪われただけでなく、襲い掛かってきた者の触手の様な髪で動けなくなるまで打ちのめされた。

初代:ダメだ...!一度やったらもとに戻れないぞ!

男1:グ...ゲホッ... やってくれ

男2:頼む

P4

(”個性”が奪われ、あるいは付与されるシーン)

AFO:今後、もし僕がトラブルに見舞われたら助けれくれるかい?

男1:もちろんだ!ああ...父さん..母さん..!ありがとう。ありがとう本当に...!

男2:この恩は絶対に忘れねぇ。

P5

AFO:どの”世界”の事を話しているのかな、弟よ。何を見ている?私は”人”を見て、彼らの為に力を使っている。

初代:そんなものはただの詭弁だ。たった今、お前が実際にやった事はお前の命令に従うしもべを新たに2人生み出しただけだ!

AFO:私は、私に借りがある人を必要としている。そうする事で、彼らが必要とされた時にやり抜いてくれる事を知っている。しかし、私を否定するということは、お前が彼らの幸せをも否定するという事なのだよ。

AFO:私は人間性を失ったこの世界に秩序を齎す力を有している。そうなると、私たちのどちらが自分のエゴを社会へ必死に押し付けているのだろうか?

初代:人々の弱みに付け込むことを”秩序を齎す”だと?!お前はどれだけの人を玩具のように弄び捨て去ったのか、もう数えることも出来ないだろう?!

P6

AFO:おっと、優しくしてあげてくれ。彼はとっても脆いんだ。

AFO:僕にはボディガードがいてね。僕は今や有名人になってしまったからね。

AFO下僕1:彼に歯向かうものは誰であっても許さない。

AFO:ああ、可哀そうに。”異能”を持たずに生まれてきてしまったばっかりに。力が無ければ、自分の理想すら主張できないなんて。

AFO:そうであっても、私はお前を愛しているよ、哀れな弟よ。お前は私の唯一の家族だからね。

P7

「ある日、”人間”という規格が突如崩れ去った。混沌の時代に誰よりも早く人々を統制した人物がいた」

P8

AFO:無能力な者には”選択”を与えよう、罪人は許されるだろう。私は君たちの望むものを与えよう。

P9

AFO:ただ私についてこればいい。

AFO:ああ、まだ食べていないのか、可哀そうに。そんなにやせ細ってしまって。

初代:お前に操られるなんてまっぴらだ。

AFO:そろそろギブアップじゃないか?

AFO:私は自分の派閥の中で、自身の力を些細な犯罪に振るう人々を集めた。しかし、中には私のオファーを断る集団が存在した。彼らは秩序を受け入れることを拒んだのだよ。彼らはとても危険な存在だった。

AFO:だから、彼らは殺された。

AFO:でも誤解をしないでほしい、私は何の命令も下していない。私の多くの友人や賛同者が、単に私の思い、私の秩序を齎すという望みを、行動に読み替えてしまったのだ。

AFO:言葉で表せられないくらい嬉しかったね。私が単に考え、皆が私に代わって行動を起こす。夢みたいじゃないか。

P10

AFO:まるで、昔一緒に読んだコミックの世界のようじゃないか。

初代:お前は3巻までしか読んでいないが、話にはまだ続きがある。悪の王により支配された世界では正義の心を持ったヒーローが困難にも挫けず、苦しみながらも戦いぬく。そして最後には皆を救う。

初代:知っていたかい、兄さん...?敵(ヴィラン)は結局はいつも負けてしまうのさ。

AFO:空想は現実に。現実では物語のようにうまくはいかないのさ。

P11

AFO:そして、僕は今現実を書き換えることができる。お前が僕に従うことを拒む現実をね。

AFO:お前は僕にとってはとても大切なんだよ。

初代:やめろ!

AFO:お前のように、弱く、飢えているものでも扱える”異能”を見つけたんだ、さぁ、僕に加われ!

P12

初代:つまりお前が9番目か...

デク:(回想)それは直接対話できたり介入してくるものではないよ、君が出来ないのと同様にね。

デク:(僕に話しかけてきている!)

初代:もう少し見せてやりたいが...まだ20%しか扱えていないようだね。

デク:(オールマイトが教えてくれた事と違う....!)

初代:特異点を超えてから久しいね。でももう心配ない。

P13

初代:君は一人では無いのだから。

青山の隣室(デクの部屋)から騒音

青山:緑谷君、こんな真夜中に大きな音をたてて、何をやっているんだい?扉も開きっぱなしじゃないか。

P14

デク:ハァ、ハァ、ハァ、ハァ....

 

続く。