【ネタバレ】ワンピース 914話【和訳/意訳】
元ページ:
*こちらのページの内容を和訳(意訳)しております。
*実際の紙面とは言葉遣いは異なります。
【訳】
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914話 残飯街
押しかけ麦わら大船団物語
Vol42.番外編 ”ここは染物の町”
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ワノ国 クリ 残飯街
お玉「うーん....」
お玉「治ったよ!!ありがとうございます!」
ゾロ「薬の効き目が早いな!」
お鶴「キランソウは毒物に効く驚くべき薬です」
お鶴「でも完全に体内から消し去ることはできません。これ以上川の水を飲んではだめですよ、お玉」
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お玉「んんん」ぐー
お玉「ぎゃあ!武士の恥です、恥!水!川!」
お鶴「お玉、待ちなさい!」
?「これでよし、応急の処置ですが...」
ゾロ「ありがとう、でかい姉ちゃんだな」
ルフィ「ビッグマムはもっとでかかったぞ」
?「先ほどは力士が私のところに押しかけていました。お二方とも、追い払っていただいてありがとうございました」
?(以降お菊)「先に名乗るべきでしたね、拙者はお菊と申します」
ゾロ「拙者!?」
お玉「ダメ、ダメできない!」
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お玉「お願いします、お鶴さん、これを向こうにやってください!あなたが処方くださった薬草の支払いも難しいのに、この汁粉の支払いなんてとてもできないです」
お鶴「お題なんて気にせず!お食べ!」
お玉「受け取れないです!お菊さんもろくに食べれていないでしょうに!あなたは私を助けてくださいました!どうして食べ物まで受け取れましょうか!?」
お玉「できないです!そして、この薬草の代金はいつか支払いますので!」
お鶴「うるさい!一度女性が料理を出したら、”いりません”や”受け取れません”なんて無いんだよ!断るわ!」
お鶴「もしあなたが食べないなら、これを道に放り捨てるよ!?わかったね!?」
お菊「お玉!受け取りなさい!お鶴さんは一度決心したらいうことを聞かないんだから。」
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ゾロ「おい、座ってお椀を持ったままじゃねぇか」
ルフィ「?」
ルフィ「お前が食べるに値するぜ、今日は誕生日だもんな」
ゾロ?「そうなのか?」
ルフィ「ああ、だから言ってんだよ」
お玉「...」
お玉「おいしい!とっても美味しい!信じられない!」
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ルフィ「汁粉食べたことがなかったのか?」
お玉「うん!」
【回想】
天狗「毎日笠を編み、ひえを時々食べる程度の暮らし」
【回想終】
お玉「もちが入ってる!すごい!ありがとう!こんな誕生日は二度とないよ!ごめんね、師匠!」
お玉「もち!もち!」
ルフィ「お前、ほっぺからも作れるじゃん」
お玉「あのおもちでは満たされないのです」
お鶴「う...」
お菊「お鶴さん...」
お玉「今日は最高の日です!」
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お鶴「彼女みたいな子供はそこら中にいますよ、このワノ国では」
ルフィ「あんな子供が満足に食べられない事を考えると...勿論、大きくなったら毒の一つや二つは食べられるようになるのだろうけど」
お鶴?「いや、無理だよ」
ルフィ「海、山、森が周囲にあれば、普通は食べ物を探すのにも困らないはずだ。」
お鶴「ええ、私たち人間が台無しにしなければね」
お鶴「お二方は優しいんだね、名前は?」
ゾロ「おれはゾロ十郎、浪人だ」
ルフィ「俺はモンキー・ディ
ゾロ「こいつの事はルフィ太郎と呼んでくれ」
ルフィ「ああ、ルフィ太郎が俺の名前だ!えっと、ござる」
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お鶴「ふふふ、あなたたちはこの国の出身ではないね?」
お鶴「喋り方がとっても変よ。この国によく入国できたわね。心配しないで、誰にも言わないわ。」
ルフィ「どうしてバレたござる...」
お鶴「私もこの町には最近移ったばっかりでね、お菊と一緒にいるのまだほんの一月さ。」
ゾロ「この場所は残飯街と呼ばれていたが、この名前は何なんだ?」
お鶴「名前の通りさ。役人と有力者の残飯を目当てに、人々はここに集まっているのさ。」
ルフィ「玉は毒のない食べ物がどこかにあるといってたぞ」
お鶴「向こうのあの山が見えるかい?あの煙突のない山」
お鶴「昔、山頂にはおでん城という城があってね。もう20年以上も前になるのだけれども...」
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ゾロ「おでん城?」
ルフィ「おでん?どこかで聞いたことがある。なんだっけ...」
お鶴「20年前まではコウズキ族がこのワノ国を治めていた。そしてあの山のふもとにかけて広がる大きな農園は、亡きおでん様がクリの人々に美味しい食べ物を供給するためのものだった。決して、オロチやその配下が全ての食料を管理するためのものではなかった。それがかつての農園の楽園だった。」
ルフィ「で、それはどこにあるんだ?毒のない食べ物。」
お鶴「ええ、安全でおいしい食べ物はあるわ。清潔な服と水...」
お鶴「それらは全て将軍オロチのものだけれども。」
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お鶴「巨大な鳥居の門の裏手に役人や有力者たちが暮らしている。彼らば使わなくなったり、食べなくなった腐った食料は私たちが生計を立てるために売り買いしているものさ。」
お鶴「だからこの町は残飯街と呼ばれている。それでもいいさ、少なくとも、生きている。」
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ルフィ「何だ!?」
?「キキキ」
ギフターズ バットマン 蝙蝠のSMILE
バッドマン「俺の聴覚は人間の6倍だ!」
町人1「ギフターズだ!」
ゾロ「なるほど、彼女の話が聞こえた。しかし、そのために彼女を殺そうとしたのか?もし矢が当たっていたら死んでいたぞ。」
お菊「お鶴さん!無事でよかった!」
バッドマン「おとなしくしていれば、手をあげる道理もねぇ。だが、オロチ様は反乱の話に関しては決して許さない。」
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バッドマン「気を付けることだ!俺たちは今盗人を探している!」
バッドマン「この数週間、農園で盗みが起こっている。お前たちが背後にいるわけではないだろうな?浪人!」
バッドマン「何者だ?どうやってすべての矢を防いでいる!?」
バッドマン「待て!片目の者!瓦版でお前の人相画を見たぞ!」
お玉「わああ!誰ですか!?」
ルフィ「何!?」
ルフィ「玉!」
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お玉「わああ!兄貴、助けて!」
ガゼルマン「ホホホ、私は風のように走る。時速200キロ。」
ギフターズ ガゼルマン ガゼルのSMILE
お玉「さらわれる!」
お菊「お玉、なんて早い!」
お菊「いくよ、ライオン犬!」
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ゾロ「刀を手にしたぞ!」
お鶴「どうやら扱えるらしいの!使っているのを見た事はないけれど!」
ルフィ「犬!俺もつれてけ!」
ゾロ「待て、俺も行く!」
お鶴「腕が!」
お菊「ルフィ太郎!ゾロ十郎!」
ゾロ「何であいつらはガキを追っているんだ?」
お菊「わからない、でも連れ戻さなきゃ!」
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バッドマン「キキキ」
ゾロ「完全に計画的な誘拐だな。」
お菊「役人区画に向かっているに違いないです!今ちょうど町には3人の真打ちがいます。ホーキンス、ホールデム、スピード。それと、人工的な不思議な果実で力を得た30人の戦士。」
ゾロ「全て書き記しているのか!?お前一体何者なんだ?」
お菊「拙者は...侍です」
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お玉「離せ!」
ガゼルマン「報告の少女は捕まえました、ヒヒを手なずけたガキです。私が捕まえました」
ホールデム「よくやった、便利そうだ。連れてこい。」
ガゼルマン「はい!」
お玉「ルフィの兄貴!」
お菊「突入するよ、ルフィ太郎、ゾロ十郎!」
お菊「これがバクラ町、役人と海賊の町」
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ゾロ・ルフィ「行くぞ」
お菊「何でそんなに嬉しそうなんですか!?」
ベポ「キャプテン、悪い知らせがありますキャプテン!」
ベポ「麦わらとロロノアです。バクラ町に今入りました!」
ロー「麦わらがここに!?おい、まて!何か事件を起こすに決まっているだろ!」
ベポ「その通りです!」
ロー「あの馬鹿どもを止めに行くぞ!」
ベポ「アイアイ!キャプテン!」
続く