【ネタバレ】食戟のソーマ274話【和訳/意訳】
元ページ:
*こちらのページの内容を和訳(意訳)しております。
*実際の紙面とは言葉遣いは異なります。
【訳】
P1
堂島:(才波アサヒは必ず遠月学園へ来る...幸平創真を倒しに!)
創真:食戟前に、ちょっと質問しても良いですか?
P2
創真:先生の一連のやりとり、本当は教師じゃないんじゃないですか?
田所:相馬くん?
創真:いや、ちょっとだけそんな気がしただけって事。
アサヒ:え?僕がかい? 誰にだって人には言えない秘密が一つや二つはあるものさ。
創真:うーん、絶対何か隠しているんだよな。わかった、俺がこの勝負勝ったら、
P3
創真:先生が秘密を教えるっていうのはどうですか?
アサヒ:僕は大丈夫だよ。
アサヒ:あ!でも!えっと... もし僕が勝っても何も得られないなら不公平だろ?な、田所くん?君もそう思うだろう?
田所:は、はい?
アサヒ:うーん、そうだ、僕がもし勝ったら...
P4
アサヒ:君の包丁をくれ。
創真:は?
P5
274話:先生VS第一席
P6
田所:...
P7
アサヒ:そうだね、この勝負のテーマは冷蔵庫の中のものから決めよう。
アサヒ:そして、判定は田所くんだ。
田所:え?!わ、私?!
アサヒ:第10席が判定なら何も心配する事はないよ!君を信頼しているからね!
えりな:うーん...
創真:エプロンと包丁持ってきたぜ、やろう!
田所:(でも、もしこんなシチュエーションに出くわしたら、私も気絶するだろうなぁ)
アサヒ:(なきりを妻にめとる)
創真:(なきり(とその舌は)俺のもんだ)
田所:(特に、創真くんのは...なきりさん勿論誤解しているだろうし!)
P8
田所:でも、鈴木先生は何が目的なんだろう?
田所:ヒソヒソ 何で創真くんの包丁が欲しいんだろう?
創真:きっと美作みたいなタイプなんだろう。
田所:創真くん大丈夫?
創真:ああ、これまで通り、全力を尽くすさ。
創真:この数か月で大幅にパワーアップしたんだ、そう簡単にはやられねーよ!
P9
田所:うん!そうだね!
創真:よし、そろそろ完成だな!ここで肉を揚げる!
P10
創真:おあがりよ!チーズフォンデュロースカツ定食だ!
田所:(チーズフォンデュと定食?!) とっても創真くんらしい
田所:じゃあ、この小さな壺にチーズが入っているの?
創真:ああ!さぁカツを中に浸けてみてくれ。
田所:えい。
田所:え?!
P11
田所:黒い?!え?!これってソース?!
田所:(とってもおいしい!何て柔らかい食感...噛んだ瞬間、揚げバターが溶け出してくる!)
田所:こ、このソースは何?!
P12
創真:一見すると、普通のとんかつソース!黒いペーストだが、じつはブラックチーズソース!ナスがブリュレになるまで焼き、炭の香ばしさを凝縮させたのさ!そしてチーズと組み合わせ特別なソースを作ったのさ!
田所:なるほど!チーズと炭の組み合わせが、軽くて香ばしい風味を生み、舌の上に明るく残る!そこからこのエレガントな風味が来ているんだね!
田所:(でも、とんかつは普通、味が強くて油っぽい。どこからこの繊細な味が来ているんだろう?)
アサヒ:揚げ方だね。
P13
田所:は...?!
アサヒ:幸平くんはこのロースカツから調理を始めた。
アサヒ:もし温度を急激に上げたなら肉質は固くなり、どうする事も出来なくなる。だから、幸平くんは常温の油で温め始め、そして最後に温度を上げて外側をサクサクにしたのさ。
アサヒ:そうする事でロースカツの味わいを軽くし、これが牛肉を揚げているものである事を忘れさせているのさ。それが、繊細で余韻の長い風味を生み出している。
創真:うん!この揚げ方は実家でもよく使っていたんだ!
P14
創真:あと、炭火焼きのナスに加えて、隠し味としてブリュレ状の黒にんにくをソースに加えている。それが他の風味と混ざり合い、飽きの来ない味を生み出している。
創真:この料理はもともとは定食屋ゆきひらで学び、遠月のトップで磨き上げた調理技術でできている。これが俺のロースカツ定食だ!
田所:本当だ...食べる事をやめられない...このカツが黒いソースを纏い、風味が私の身体と血に浸透してくる!まるで...
P15
田所:超 揚げ揚げ~♡
P16
創真:鈴木先生、俺の料理を味わって、自分の品を作る事忘れているわけじゃないよな?
アサヒ:心配無用だよ。
アサヒ:自分の料理が揚がるのを待っているのさ。
創真:...!?
アサヒ:聞こえるんじゃないかな。そろそろだ。
P17
アサヒ:おあがりよ。
田所:創真くんと同じく、ロースカツ定食を作った?!
田所:唯一違うのは...
創真:あの白いソースか!
続く